さとう脳神経・メンタルクリニック
トップページ クリニックのご案内 院長のご紹介 ブログ 情報室

情報室 > 不安のメカニズム

不安のメカニズム

最近の脳科学の進歩によって、不安のメカニズムが少しずつわかってきています。

不安や恐怖には、脳の中の扁桃体が重要な役割をしています。外からの情報は視床を介して扁桃体に入力します。扁桃体は、その情報から危険かどうかを判断します。そして危険と判断すると不安感や恐怖という感情と共に、自律神経系を介して動悸、振るえ、発汗などの体の症状が現れます。そして、そういった体の症状の情報が再び視床ー扁桃体と入力されると不安の回路を形成することになります。

この回路が過剰に働くと、今現在大きな危険が迫っているわけでないのに扁桃体が活発に働いて不安症状が出現し、日常生活に支障をきたしてしまうことになります。

扁桃体の活動は前頭葉の働きも関係しています。これら前頭葉と扁桃体の機能を調節するのはセロトニン神経とGABA神経です。抗うつ薬はセロトニン神経の働きを強めることにより、抗不安薬はGABA神経の働きを強めることで過剰な不安や恐怖、それに伴う体の症状を軽減します。